手放す技術4.

From : 田渕裕哉(2013/07/04 07:03:18)

 おはようございます。雨が降ったり止んだりの福井からです。

 
昨日の研修は、大変盛り上がりました。
今の若い人の学びたいという意欲はスゴイです。
今日も彼らのニーズに応えるように全力でいい研修にします。
 
 
時代や文化を超えて、人間が根本的に求めるものには、
4つの種類があると考えられています。
 
それは「安心」「快楽」「調和」「自由」です。
 
ひとつめの「安心」は、私たちが生きるためになくてはならないものです。
 
現代では、おそらく人間関係と仕事(収入)が最も安心感をもたらすものでしょう。
 
2つめが「快楽」です。
 
快楽は、ある程度の安心が保証されたあとで、私たちが目を向けるものです。
 
快楽は、なくても生きていくことができますが、とても心地よいものなので、
私たちが最も執着しやすい欲求です。
 
3つめは「調和」です。
 
調和には、心の安らぎ、友情や愛情、憐れみ、そして分かち合う喜び、
人の役に立つ喜びが含まれます。
 
前の2つと比べると、人生経験を積み、精神的に成熟してはじめて感じる欲求です。
 
安心と快楽の代わりに調和を求める人は、ストレスの少ない人生を送ることができます。
 

ただし、せっかくわきあがった調和への欲求が、うっかりすると
執着によって安心と快楽への欲求に取ってかわってしまうことがあります。
 
例えば、人の役に立つために始めたボランティアでも、どうしても人助けをしなければ
人間として価値がないなどと思うようになったら、要注意です。
 
なぜなら、価値のある人間だと認められたいという欲求は、
調和ではなく、安心を求めているだけだからです。
 
私たちが調和を求めるとき、そこに執着の入り込む余地はありません。
 
4つめの「自由」は、最も高いレベルの自己探求です。
 
あらゆるものから自由になることは、私たちが生きる究極的な目的とも言えます。
 
この目的のために、安心も快楽も調和も手放すことができるひとが
「自由」の欲求を手に入れる人です。
 
本来、安心や快楽、調和は、外側から得られるものではない、
もっと言うと、手に入れるものではないことに気づく必要があります。
 
手に入れることができるものは、必ず、失われるからです。
 
田渕 裕哉
 
 
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