相手中心のコミュニケーション技術2.
From : 田渕裕哉(2013/08/06 06:00:17)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からお届けします。
昨日は知人のご夫婦が福島から我が家に来てくださり楽しい時間を過ごしました。
とても仲の良い素晴らしいご夫婦でした。夫婦関係の大切さの話題で盛り上がりました。
今日は朝一番で福岡に飛びます。いくつかのミーティングがあります。
相手のメリットと一致するコトバをつくる切り口の1は「相手の好きなこと」です。
これが王道です。
あなたの求めることをストレートに言うのではなく「相手の好きなこと」から
コトバをつくることにより、相手のメリットに変えるのです。
まったくあなたに興味がない人がいたとして、その人をデートに誘うときのコトバ
「デートしてください」→ あなたのメリットでしかありません。
「驚くほど美味いパスタの店がるのだけど、行かない?」
→ 相手の好きなことをもとにコトバをつくり、相手のメリットに変わった。
相手は行ってもいいかも、と思う確率がグンと上がるコトバですね。
どちらにしても、実は「デートしませんか?」と同じ内容なのです。
相手も自分中心の人より、相手のことを考えてくれる人を望んでいるはずです。
ですので、さらに好印象を与えます。
さらに、とっておきの技術があるのでご紹介します。
イエスと言うとき、相手は「決断」をしなくてはなりません。
人は決断するのには慎重になります。
たとえそのお願いが、自分にメリットのあるものであっても
「イエス」とは言わないことさえあります。
人は「決断」が得意ではないのです。
一方で、人は2つの選択肢があるときの「比較」が得意です。
あちらより、こちらのほうがいいと、気軽に言うことができます。
実は比較すること自体では決断ではないのですが「こちらがいい」と言ってしまうと、
頭の中でそれを決断したかのよう錯覚してしまうのです。
さて「デートしてください」が、どう変わるでしょうか?
「驚くほど美味いパスタの店と、石釜フォカッチャの店があるんだけど、どっちがいい?」
→ こっちがいい、という「比較」は非常に簡単にできる。
相手の好きなものである上に、選べることで、相手のダブルメリットになる。
「この案どうですか?」と言うより
「A案とB案がありますが、どちらがよろしいですか?」と言ってください。
田渕 裕哉
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