NLPを活用したコミュニケーション術7.

From : 田渕裕哉(2013/09/01 00:07:00)

おはようございます。今朝は雨の秋田からです。
 
今日は、家内と家内の父と秋田の教会に行きます。
そのあと、アポがあり、秋田の方にお会いします。
そして、ゆっくり千葉に戻る予定です。
 
 
ミルトン・エリクソンは「ペーシング→ラポールの流れ」を特に重視していました。
 
彼は通常の会話の中で、ラポールを構築し、
自分の言葉が相手に深く受け入れられる関係性を作っていました。
 
その上で通常会話の中に暗示的な言葉を埋め込んで変化を作り出していきました。
 
ミルトンモデルを理解すれば部下などとの信頼関係を保ちつつ、
スムーズに指示命令を出すことができるようになります。
 
さて、ミルトンモデルの中に「連結語」というものがあります。
 
例えば現在起きていることと将来起きてほしいことを接続詞でつなげることで、
相手はその因果関係に反応します。では、実際に感じてみましょう。
 
あなたが椅子に座っているところをイメージしてください。
 
あなたは次のように言われます。
 
「あなたは椅子に座っている」
 
「身体の力が抜けるのを感じ始めます」
 

 如何でしょうか?

 
関連のない2つの文章という感じですね。
 
ただその話を聞いているだけの可能性が高いです。
 
「椅子に座っている」事実と「体の力が抜ける」変化は
何の因果関係がないように感じます。
 
では今度は「連結語」を入れてみましょう。
 
「あなたは椅子に座っていて、そして体の力が抜けるのを感じ始めます」
 
間に接続詞が入ることによって、つながった因果関係があるように感じませんか?
 
因果関係があるように錯覚してしまうと
「体の力が抜ける」という変化を体験した気がするのです。
 
理由は、まず前半の「あなたは椅子に座っていて」の部分が
現在の相手の状況を描写しているからです。
 
つまり否定することができず心の中でYESと言わざるをえないので、
スーッと、その言葉が抵抗なく入ってくることになるのです。
 
前半がペーシング、後半がリーディングの構造になります。
 
ビジネスシーンでも、前半に事実を描写して、相手にYESと思わせ、
連結語によって、後半部分で相手の変化を作るのです。
 
但し、これはトランス状態であることが条件です。
 
明日からは「目標達成できない7つの理由」というテーマでお届けします。
 
お楽しみに!
 
田渕 裕哉
 
 
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