禅の言葉に学ぶ人生の教訓6.
From : 田渕裕哉(2014/03/08 07:52:54)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。
試練にあうとき、家族や友だちの存在は大きいですね。
娘が悩んでいて2日間、何も食べれない状態でした。
でも友人たちが遊びに来て、やっと笑顔が戻り食事をしました。
家族や友人たちの存在は、人生の宝だと思います。
あなたの人生で出逢う人は何人くらいいますか?
全世界の人口が約70億人だとすると、
ものすごい確率で出逢いが起こっていることが分かります。
70億人もいる人の中で誰かと出会う、
それはほとんど「奇跡」といっていい出来事です。
あなたは出逢いを「奇跡」と捉えていますか?
出逢いをただの偶然として捉え、何も思っていない人が多いと思います。
しかし「誰かと出逢う」ということは、
そこに「縁が働いている」ということです。
この「ご縁」は非常に重要です。
自分の人生で行き交う大勢の人たちの中で、特別な人だけと縁は結ばれます。
それは、原因と縁がそろっていたからです。
例えば、春になると様々な花が開きます。
但し、同じ木でも花がすべて同時に開くわけではありません。
大きくふくらんでいた蕾だけが、あたたかい春風の訪れによって花開くのです。
春風はどの蕾にも同じように吹くのに、
まだ固い蕾はそれによって咲くことができない。
春風が吹きすぎるまま見送っているしかないのです。
開花という結果を生み出すには、蕾がふくらむことによって原因を整え、
やってきた春風という縁をつかまえて、結びつくことが必要なのです。
あらゆるものがこの縁によって生じ、この世に存在しているのです。
人との出逢いもそうです。
たまたまや偶然などではなく、神がくださった奇跡的な必然の結果なのです。
そうだとすれば、どんな出逢いも軽視できません。
その人とご縁をいただいたことを感謝の心で受け止めるべきです。
「我逢人(我、人と逢うなり)」という禅語があります。
すべてのものごとは「出逢う」ことから始まる。
だから人と会うことや、人と会う場、人と出逢う姿を大切にしなさい、
といった意味です。
「一期一会」という言葉もあります。
いま、あなたと会っているこのときは、再び訪れることのない、
かけがえのないたった一度きりの時間なのだ、そのことをしっかり心に刻み、
相手とともにそのとっきを過ごしなさい、という意味です。
こんな姿勢でいたら、どんな出逢いも大切にすることになり、
相手に対する感謝の思いも自然に湧き上がってくると思います。
出逢いこそが人生を豊かにするのです。
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