努力する技術5.

From : 田渕裕哉(2014/09/05 07:43:30)

 おはようございます。今朝は福岡からお届けしています。

 
久しぶりに福岡に来て、多くのなつかしい人にお会いしました。
また、新しい方々との出逢いもありました。本当に感謝です。
今日は東京に戻ります。アポイントがあります。
 
 
シドニーオリンピック直前の谷亮子さんの言葉を覚えていますか?
 
彼女は、大事な試合の前に度々負傷しているらしいのですが、
シドニーオリンピックの1ヶ月前にも左足首の腱を損傷しました。
 
そのためオリンピック前の1ヶ月間、
彼女はほとんどまともに練習できなかったそうです。
 
そのことについて、シドニーオリンピック直前に、
テレビ局のレポーターが彼女に直撃しました。
 
「足首の状態はどうですか?練習ができていないそうですが、不安はありますか?」
 
それを受けて、ふっと笑い、谷亮子さんはこう答えました。
 
「7歳のときから毎日練習してますから」
 
彼女は7歳のときから長い長い間積み重ねてきた辛い練習に比して、
1ヶ月程度のブランクなど怖るるに足らずと言ってのけたのです。
 
この自分の努力量に対する自負は凄まじいとしか言えません。
 
谷選手は「当然」金メダルを獲るものと期待されていました。
 
金メダルを獲ったら、もちろんみんなは褒めてはくれるでしょうが、
決して驚かれることはありません。
 
そして金メダルを獲らなければ、たとえ「銀メダル」でも、
みんなに「残念」という評価をされてしまうのです。
 
この重圧は一般の私たちからは想像もできません。
 

 ただ、この状況で、怪我をし、この質問を受けたら、

誰だって予め逃げ道を用意しておきたいと思うはずです。
 
「思うように調整ができていないので不安は残りますが・・・」
 
このくらいの回答をしても、醜悪な言い訳をしているようには映りません。
 
それにもかかわらず、彼女は一切の言い訳をしませんでした。
 
おそらく、日々の練習の密度に対する自負もあると思います。
 
引退前の選手の練習は濃密になることは分かります。
 
でも引退前の選手が次のように言えるのは素晴らしいことです。
 
「今日の1日も1年生のときの1日も同じ長さだったんだな」
 
1年生のときから、1日1日気迫を込めて練習することは容易ではありません。
 
疲れて手を抜く日もあります。
 
暑くて練習に身が入らないときもあります。
 
どんなに毎日練習を積んできても、
大会前に調整をできていないのは不安なはずです。
 
しかし、谷選手は、日々「明日はオリンピック」というレベルで、濃密な練習を
積んできたのが、インタビューの様子から伝わるのではないでしょうか?
 
24時間テレビで感動してマラソンを始めることは誰にでもできます。
 
しかし、これを毎日、続けることが難しいのです!
 
田渕 裕哉
 
 
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多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。
 
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