努力する技術7.

From : 田渕裕哉(2014/09/07 06:33:41)

 おはようございます。今朝は雨の千葉からです。

 
昨夜は15名くらいの方々が家に来てホームパーティーをしました。
今日は長生(茂原の近く)にある教会に出席します。
夜は姫路に移動します。ゆっくり1週間の反省と計画を立てます。
 
 
世界選手権の棒高跳びのシーンです。
 
棒高跳びには「パス」というルールがあります。
 
「この程度の低いバーは絶対に簡単に超えられる、それは跳ぶまでもなく明らかである」
 
そう思う有力選手たちは、パスをして体力を温存します。
 
そして、跳ぶに足る高さから跳び始めるのです。
 
パスを続ける有力選手であっても、ある程度の高さまでくると、皆揃って挑戦を始めます。
 
しかし、そのとき、皆が飛び始めても一人だけ頑なにパスを続ける選手がいました。
 
彼女はその前年の北京オリンピックの金メダリストです。
 
その姿は、絶大な自信にも、女王の奢りにも感じられました。
 
そして多くの選手が脱落し始めた高さになってから、彼女は動き始めました。
 
1回目の挑戦です。
 
しかし、その足がわずかにバーに触れ、跳躍を終えてマットに倒れ込んだ
彼女の頭上で、バーが揺れてそして落ちてしまったのです。
 
棒高跳びで挑戦が許されるのは2回までです。
 
そして、2度目の挑戦でも、彼女は再び失敗してしまいました。
 
金メダルに最も近いと目された選手が「記録なし」として最下位に転落した瞬間です。
 
虚空を仰いだ彼女の目は、悔しさや怒りではなくて、
自分自身に起きたことが理解できないという驚愕に見開かれていました。

 「体調も良かったし、気分も悪くなかった。自分の身に起こったことが信じられない」

 
彼女は全世界の視聴者に対して、そうコメントを残していました。
 
あのとき、彼女が、もしもう少し低いバーから挑戦を始めていたら
と思わずにはいられません。
 
バーを超えるあの「成功体験」を体に思い出させることができたなら、
きっと彼女は金メダルを獲得できていたでしょう。
 
もしかすると、新記録を出せたかもしれません。
 
努力をするうえで、成功体験を重ねることは、とても重要なのです。
 
挑戦することから逃げないでください。
 
失敗は誰にでもあります。
 
大切なのは、何度、失敗しても、自分の目の前に置かれたハードルに
挑戦する姿勢だけは持ち続けてください。
 
大切なのは、失敗しなかった自分ではなく、挑戦することを拒まないことなのです。
 
人生は一発勝負ではなく、必ず、次の機会が訪れます。
 
もし、心底努力して、それでも失敗してしまったら、
それをバネにし、次にまた挑戦すればいいのです。
 
失敗は努力を始めるきっかけに変えられるのです。
 
明日からは「なんとなくの法則」というテーマでお届けします。
 
お楽しみに!
 
田渕 裕哉
 
 
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