石田梅岩から学ぶ商人道1.
From : 田渕裕哉(2015/03/02 08:05:02)
おはようございます。今朝は風が強い千葉からです。
昨夜はたくさんの友人が来てくれてホームパーティーを楽しみました。
1週間の始まりですね。今日は夜「シークレット・セミナー」に参加します。
そして1ヶ月の振り返りと計画を立てます。
会社の経営手法として大きく分けると次の2つの分け方があります。
一つは経営効率や目に見える「モノ」や「カネ」を価値観の中心に据えて、
数字を「ものさし」にして評価・判断していく『アングロサクソン型』の資本主義です。
もう一つは「人間を大切にする経営」であり、社会の中で「人としてどう生きるか」
といった倫理観や「心の豊かさ」を重視する『ライン日本型』と呼ばれる
もう一つの資本主義です。
江戸時代に生きた「魂の商人」と呼ばれた石田梅岩は、
もちろん「人の人たる道」に焦点を当てた商いでした。
今こそ彼の考えが必要な時代が来ています。
石田梅岩の代表的著作である『都鄙問答』の冒頭で、彼は高らかにこううたっています。
「天が万物に与えている楽しみは、まことに計り知れない面白さに満ちている。
ここに何一つ不足しているものもない」そして同書の結末は
「天の与えている楽しみを得て、誠の道に入るでしょう」と締めくくっています。
何と洞察に富んだ言葉でしょうか。
人間は一個の小宇宙であり、その存在に何の不足もない。
そこに示されるのは、天地宇宙に対する限りない信頼であり、
果てしなく壮大な宇宙観に基づいた究極の人間観ともいうべき思想です。
梅岩が生きた江戸時代は武士の世であり「士農工商」ですので、
金銭を扱い、経済を担う商人はそれだけで卑しい存在とさげすまれていました。
その中で梅岩は、正当な経済行為の結果としてもたらされる富は武士の禄と同じで、
何ら恥じるものではない、堂々と儲ければよい。
但し、その利は正直と倹約によって得るものでなければならない。
また、その財は最終的に世のために役立てなければならないと説きました。
武士道に対する商人道を打ち立てたのです。
田渕 裕哉
※ 今週の参考文献「魂の商人、石田梅岩が語ったこと」山岡正義著 サンマーク出版
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