石田梅岩から学ぶ商人道4.

From : 田渕裕哉(2015/03/05 07:51:19)

 おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

 
暖かく感じられ、春の足音が近づいてくるのを感じます。
これから素晴らしい季節が来ます。なんかワクワクしますね。
私は、今日、明日からのセミナーのため福岡に入ります。
 
 
梅岩は「倹約こそが、平和をもたらす」と述べています。
 
梅岩が説いた倹約とは「3つを2つにすませる工夫をする」ということです。
 
梅岩の言葉をそのまま引用しましょう。
 
「倹約とは世間で言われているように、自分の欲得のためにカネやモノを
節約することではありません。
それは世界のために、3つ必要とするものを2つですむようにすることなのです」
 
名君と呼ばれる人は民からの年貢なども三石のところを二石に減らし、
その減った会計の範囲内で時分たちの生活をまかなうよう配慮するものです。
 
減らした一石だけ民の暮らしに余裕が生まれ、かりに飢饉があったとしても、
その一石が飢えを救うことに役立つからです。
 
このように世間(世界)のために行なう倹約こそを真の倹約というのです。
 

3つ使いところを2つですませれば一つ余るが、その一つを自分のためでなく、
人を助けるために使うべく蓄えておきます。
 
そうでなければ真の倹約とは言えず、従って、それは私欲のためにする倹約でなく
「世のために」という利他的な目的を持った節約でなくてはならないということです。
 
「倹約(つづまやか)することの心がけの中には、
おのずと人を愛するという道理が備わっているものです。
 
なぜなら、倹約を実践しなければ、家や国を治めようとしても治めきれない
のと同じように、人を愛そうと思っても、金銭に不足すれば、
十分に愛せないこともあるからです。
 
そこでも倹約が基本となるのです」
 
これが梅岩の精神です。
 
すなわち、多くの人を助け、その物心を満たすための愛や利他心を実践しようとすれば、
そこには相応の蓄えが必要とされるが、それはやはり倹約によって
備えておかなくてはならない、こういう考え方なのです。
 
まさに、商売のスキルだけではなく、梅岩が教えたのは「商人道」なのです。
 
田渕 裕哉
 
 
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