石田梅岩から学ぶ商人道6.

From : 田渕裕哉(2015/03/07 07:43:44)

 おはようございます。今朝は大阪からお届けしています。

 
昨日の誕生日は、たくさんの方々からお祝いのメールをいただきました。
特にフェイスブックを通してのメッセージが多く、感激しました。
一つずつ返信することができませんが、この場を借りてお礼申し上げます。
 
本日は大阪にて、マイケルCEO&ドリュー博士の来日スペシャルセミナーが開催されます。
12時受付開始で、13:30~15:30です。550名を予定しています。
場所は難波御堂筋ホール大阪市中央区難波4-2-1難波御堂筋ビルディング8Fです。
 
 
梅岩の代表的著作である「都鄙問答」は、決して単なる商いや人生のための
実用の書ではありません。
 
その根底には、宇宙観ともいうべき深遠な哲理が流れています。
 
その冒頭を紹介しましょう。
 
「この天地(宇宙)は、なんと広大無辺なものであろう。あらゆるものいっさいが
天から生成され、その秩序がすべてを根源で支配している。
 
雲が流れ、雨が降り、万物の姿と形がつくられ、しかも天は、
いっときも静止することなく、絶えず変化しつづけており、
生きとし生けるもののおのおのあるべき命をそれぞれに生かしている。
 
この天が与える楽しみは、実に計り知れない面白さに満ちている。
 
それ以上、つけ加えるものも何一つとしてない」
 
これが梅岩がたどりついた境地でした。

 梅岩は2度、悟っています。1度目はこうです。

 
「上を見上げれば、鳥が空を飛んでいる。また下を見れば、淵の中を魚が泳いでいる。
 
それを見ている私もまた、彼らと同じ生き物で、はだかの虫ほどのちっぽけな存在だ。
 
しかし、そのような私が見ていればこそ、鳥は鳥として存在し、
魚は魚として存在している。
 
この自分というものは、いうなれば宇宙にあるすべての生みの親である。
 
こう悟ったときの私の喜びは実に大きかった」
 
2度目の悟りはこうです。
 
「心が静かな海のように無心に澄んで、自分が見る、自分が考えるという意識から
自然に自由になっている自分に気づくのです。
 
何かを見ている私、何かを考えてる私、その私という自意識、
自我から解放されたのです。
 
見ている目を消し、考えている意識を離れて対象と一体化する。
 
見ている自分(主体)と見られているもの(客体)の区別がなくなる主客の合一化。
 
無心無我な状態こそが、もっとも自然に近いという意味で、最善の状態であるのです。
 
田渕 裕哉
 
 
あなたの大切な人に、このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。
 
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