想いを伝えるコミュニケーション法3.

From : 田渕裕哉(2015/06/07 05:03:18)

 おはようございます。今朝は新大阪から東京に向かう新幹線の中からお届けします。

 
昨夜、福山でセミナーがあり、最終の新幹線で大阪に来て泊まりました。
今朝は6時発の始発の新幹線に乗り、新大阪から成田に向かっています。
地元の成田の教会に家族で参加します。1週間の反省と新たな1週間の計画を立てます。
 
 
ある女性の職場には、大きなシュレッターがあります。
 
その周囲は、いつも汚れていて、彼女はいつも掃除をしていました。
 
彼女の感情と理性は、こうです。
 
「どうしてこんなに散らかるの。いい加減にして!」(怒りの感情)
 
「自分だけが掃除をしているなんて、損だわ!」(損得の理性)
 
そこで彼女は上司に言いました。
 
「課長。シュレッダーの周りに、いつも細かい紙くずが散らばっています。
気がついたら掃除をするようにしていますが、すぐにまた散らかってしまうんです。
お客様も入る場所ですし、みっともないです。
でも、他に気に留める人がいないので、結局、私が掃除することになるんです」
 
課長は、こう答えました。
 
「ご苦労さん。君の気配りには、いつも感謝しているよ。
そういう陰の仕事をしてくれる人がいるから、会社がうまく回るんだ。ありがとう」
 
ところが女性は「課長は何も分かってくれない!」と怒り出してしまいました。
 

 彼女の本当の「想い」は「皆が掃除をする風土をつくって、

気持ちのよい職場にしたい!」でした。
 
なのに、自分が一番伝えたいことは何か、つまり本当の「想い」を自覚せず、
明確な言葉にしないまま、感情や理性だけを言葉にしてしまいました。
 
もし彼女が「皆が掃除をする風土をつくって、気持ちよい職場にしたいんです」
と本当の「想い」を言葉にすれば、課長も「そうだね。僕もそんな職場にしたいよ。
よし、皆と本気で話し合おう!」と答えたかもしれないのです。
 
自分は何を伝えたいのか?その言葉の中に、本当の「想い」はあるのか。
 
これは重要なポイントです。コミュニケーション・スキルより重要なのです。
 
田渕 裕哉
 
 
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