人生を豊かにする目標の見つけ方１２．
From ： 田渕裕哉（2016/02/05 07:46:38）
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。
「人をありのままに扱え。そうすれば、人はありのままの自分でいられる。
人をできる人間として、そうあるべき人間として扱え。
そうすれば、人は、できる人間、そうあるべき人間となれる。」
現代でも「ありのままの自分でいい」という風潮があります。
そこには「ありのままの自分」というのは、我慢も努力もしなくていい
というイメージを多くの人が持ってしまっています。
しかし、実際には、自己実現する人は、こうしたものとは真逆の方向に進んでいる人です。
「自ら価値があると信じるものを創造することに、献身的な姿勢で取り組み、
仕事との同化をすることで、価値を自分に取り入れていく」
そんな人がさまざまな自己実現をした人たちの共通点であり、
マズローは「この点において一切の例外は認められなかった」と述べています。
「あなたは自分を自由だと言うのか？
私の聞きたいのは、あなたの心を占めている思想である。
あなたが何の束縛から逃れたのかということではない。
（中略）
何からの自由だというのだろうか？
それがこのツァストラに何の意味があるだろう！
あなたの眼は、はっきりと、私に告げなければならない。
何を目指しての自由であるかを！」（ニーチェ）
目標を達成していくことは、あなたがより自由になっていくことに
つながらなければ意味がないことは、納得して頂けるでしょう。
何かを達成するほど、不自由になるのでは、何かが間違っているとしか言えません。
より多くのものを手に入れたのに、より不自由になっていくときは、
達成の方向がズレているのです。
明日は「自由」の種類の話をします。
田渕 裕哉
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