思考の使い方15.
From : 田渕裕哉(2016/07/05 07:02:51)
おはようございます。今朝も涼しい朝の千葉からです。
元金メダリストの言葉からヒントを得ましょう!
「私は高い目標を持つことの大切さをよく知っています。
最終目標を高くすれば、中間目標はより達成しやすくなります。
私の場合、目標をオリンピックに定めることによって、
州や大学で優勝するのがより容易になりました。」
エバン・ポルマンとカイル・J・エミックの研究では、困難な問題は自分自身の
ものより他人が抱えているもののほうが解決できる可能性が高くなるとのことです。
こんな実験があります。
1つのグループは、自分が登場人物だと想像してもらいます。
もう1つのグループは、誰かが登場人物だと想像してもらいます。
「ある囚人が塔から逃げようとしていました。彼は房でロープを見つけましたが、
安全に地面に降りられる長さの半分しかありませんでした。
彼はロープを半分に切り、それを結び付けて逃げました。
さて、どうやったのでしょうか?」
塔にいる囚人が他人であると想像した被験者の方が、
正答率がはるかに高かったのです。
「囚人が自分である」と想像した被験者は、発想が狭くなってしまいました。
自分のことを他人事のように考えてみましょう。
「自分」とは、存在の大前提です。
しかし「自分」という存在には、過去や歴史や成功体験・失敗体験など、
さまざまなものが付きまといます。
それらが思考を狭めてしまうことが多いのです。
だから思考に行き詰まったら、自分自身であることをやめてみましょう。
自分がどこか企業に勤めていることや、肩書や、責任などを忘れてみましょう。
田渕 裕哉
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