From : 田渕裕哉(2011/12/15 07:49:01)
おはようございます。今朝は快晴の成田の病院からです。 たくさんの方々から暖かいメールをいただきました。 心から感謝いたします。手術は今日の13:30~の予定です。 初めての体験を楽しんできます。 サンデル教授の見事な授業のことを友人に話していたら、 面白い話を教えてくれました。 今日は、それをご紹介したいと思います。 皆さんも答えを考えながら、楽しんで読んでください。 それでは、ドラマの状況を説明します。 今、あなたは車を運転しています。2人乗りの車です。 そして、土砂降りの雨が降っています。 外には3人の人が土砂降りの雨の中にいます。 一人は、急病人です。一刻も早く病院に行かなければ危ない状況です。 一人はドクターです。そして、もう一人は、あなたの愛する人です。 あなたは、この状況のときに誰を乗せますか? おそらく、急病人を乗せて、病院へ急ぐ!という意見が多いと思いますが、 実は、キレイな正解があります。 あなたは、ドクターに車を貸して、ドクターが運転して、 急病人を乗せて、病院へ急ぐのです。 そして、あなたは愛する人と、土砂降りの雨の中を2人で過ごすのです。 もちろん、ドクターが運転ができるというのが前提ですが、 これは、自分が運転するという固定概念を外すという問題でした。
ドクターが運転したほうが、急病人がそばにいるときに、安全です。 そして、あなたも愛する人と一緒にいることができるのです。 (愛する人と一緒なら、土砂降りの中でも幸せですよね) 「考える」というのは、実に面白い作業です。 サンデルは、この「考える作業」をさせる天才かもしれません。 考えて意見を言うことは、参加するということです。 参加するということは、その人が主役になるということです。 サンデルの授業は、議論を通じて学生に「自分の頭で考える訓練」を課します。 サンデルの思想的立場に賛同するかどうかは、二義的な問題、 あえて言えば、問題外なのです。 「コースの最後の数週間になって、私の見解を聞く頃には、 学生たちは、すでに一連の別の見解や観点を身に付けていて、 私が提示するものを受け入れたり、拒否できる立場にあります。 そして、彼らは私の考えに挑戦したり、疑問を呈することに、ためらいはしません。 私は、それを心強く感じています」 実に感動的なコメントです。 実際、驚くのは約1,000人の学生のうち、サルデルの立場に同意するものは、 多数派ではないということです。 サンデルの言葉です。 「自分の考えを押し付けてはいけない。考える道筋を教えれば、答えは相手が見い出す」 田渕 裕哉 あなたの大切な人に、 このメッセージを転送してください。 多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。 毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、 お名前とメールアドレスを下記まで お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp どなたでも無料で登録できます。 また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。 tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。 ありがとうございます。
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おはようございます。いつもありがとうございます。
手術のご無事を心からお祈りしております!
どうぞお大事になさってください。
ありがとうございます。多くの方々から暖かい言葉をいただきました。心から感謝しています。田渕