被災地のボランティア活動を通して学んだこと6.

From : 田渕裕哉(2011/05/28 07:28:20)

おはようございます。今朝は雨の千葉からです。

今日は午後2時より東京・池袋の豊島公会堂にて
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比較的海の近くのDさん宅へ行きました。

野菜を作っていたハウスの汚泥除去作業です。

2層になっており上のほうは亀の甲羅のようにカピカピになって割れており、
その5-10センチ下には重い砂の塊がありました。

ご夫婦と息子さんの三人暮らしですが、
その日、息子さんは休んでおり、ご両親は出かけていたそうです。

海水がどんどん入ってきても逃げるべきなのか考えていたところ、
近くの道路は車で渋滞になり、
そのうちほとんどの人が車を乗り捨てて逃げ始めたそうです。

車は無理と思い、家の近くの1番高い所に非難しましたが、
首まで水が来てしまい「もうだめだ」と思っていたところ、
ご近所のおじいさんが逃げ遅れ、二階にいて窓を開けて入れてくれたそうです。

 

そこから見えるものは車から逃げなかった年配の方が窓を開け、
水がどんどん入ってきているのが見えてもどうすることもできなかった
と涙ながらに話してくれました。

出かけていたご両親は息子さんがすでに亡くなったと思ったそうです。

翌日の再開になりました。

ビニールハウスの中はとても暑く更に肉体労働だったので本当に大変でした。

でもDさん「近所の農家の方はほとんどやめられました。
私もここにレタスを作っていました。私はやめません。
トマトを作ってみようかと思います。」と言われたとき、
あきらめないで続けようとしているDさんに感動しました。

いくら汚泥を除去してもその下の土には塩分がある
という事を知っていたからです。

それでもあきらめない、今年が無理だったら来年また頑張る
とおっしゃっていました。

作業は2時間と決められていて、
全て除去することができなかったのが残念でした。

その日、Dさん宅の近くでも遺体が見つかったそうです。

ハウスの隣りには立派な農機具倉庫がありましたが
「まだ怖くて中に入っていない・・・」とおっしゃいました。

田渕 裕哉

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