超葉隠論139.

From : 田渕裕哉(2025/06/25 07:14:43)

2025年6月25日(水)
おはようございます。今朝は曇りの千葉からです。

あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ。
エイブラハム・リンカーン

再生のために、孤独があり生命燃焼があり恋愛があり革命がある。

そして自己の運命があるということになる。

人類そのものが、再生を繰り返す存在に違いない。

その中を我々一人ひとりの個人が生きているのだ。

人類の中にあって、我々も再生を繰り返しながら生き続けて来た。

ブルトンの言う「生の再創造」という考え方も「永久革命論」の
最後で少し触れた。 >>>続きはこちらから

超葉隠論138.

From : 田渕裕哉(2025/06/24 04:56:42)

2025年6月24日(火)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。今日は札幌です。

成し遂げんとした志をただ一回の敗北によって捨ててはいけない。
シェイクスピア

しかしこの出会いが、純粋なる魂の問題だということが
現世を複雑にしている。

出会いは自己の運命の中核だが、それはまた自由と平等を
達成したか、または達成しようと決意している魂にしか
訪れないのだ。

先にいくつか引用したブーバーは同じ著作の中で「自由な
人間は運命を信ずると私が言ったのは、言い換えれば、
自由な人間は出会いに自己を捧げるということである」
とも言っている。

私は「葉隠十戒」によって、そのような真の出会いを行って
来たと思っているのだ。 >>>続きはこちらから

超葉隠論137.

From : 田渕裕哉(2025/06/23 07:42:56)

2025年6月23日(月)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。新しい1週間の始まりです!

幸福とは幸福を問題にしない時をいう。
芥川龍之介

第十戒の非日常を日常とする思想まで来た。

常を養うというこの思想は、葉隠の全思想を、我々の生活の中に
浸潤させる考え方となっていることは分かっていただけたと思う。

つまりこの第十戒とは、葉隠そのものをこの地上に投射するために
必要な考え方なのだ。

それによって我々は、愛に支えられた人間本来の真の自由と真の
平等を掴むことが出来ることになる。

自由と平等を知って、我々は自己の運命がもつ宇宙的使命を感ずる
こともまた出来るのである。 >>>続きはこちらから

超葉隠論136.

From : 田渕裕哉(2025/06/22 06:57:59)

2025年6月22日(日)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

じっくり考えろ。しかし、行動する時が来たなら、考えるのをやめて、進め。
ナポレオン

第十戒の与える人間的自負は、逆説の弁証法である。

葉隠の実行に伴う悲痛と呻吟が、その者に真の謙遜に至る道を拓くのだ。

その慟哭と涙の日々が、自己の本当の価値を教えてくれる。

自分の運命とその使命を知るとは、宇宙とこの地上の悲哀を一身に浴びる
ことを意味している。

葉隠の実行が、それをいやがおうにも課してくれる。 >>>続きはこちらから

超葉隠論135.

From : 田渕裕哉(2025/06/21 06:15:38)

2025年6月21日(土)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

人の弱点を見つける天才よりも、人を褒める天才がいい。
松岡修造

連綿とした日々の生き方こそが、第十戒の戒律だということに尽きる。

この実行の日々を送れば、人間の成した事柄なら、すべて自分にも
出来るという「自由なる運命」を手に入れることが出来るのだ。

負のエネルギーの地上的展開の文化が武士道を生み出したことは、
再三述べている。

その武士道の精華が葉隠の思想を生み出したと言っても過言ではない。

負のエネルギーには不可能はない。

それは負のエネルギーが、宇宙的実在の力の堆積だからである。 >>>続きはこちらから

超葉隠論134.

From : 田渕裕哉(2025/06/20 07:59:05)

2025年6月20日(金)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

控え目であるためには、その前になにかに立ち向かうことが必要です。
オードリー・ヘップバーン

今まで述べたことを、本当に断行するためには、過去の人々の精神と未来に
生きる人たちの魂を掴まなければ決して出来るものではない。

そして、この死ぬ日まで体当たりを続けた人間だけが、プロチノスの思想
と交叉することが出来るのだ。

プロチノスは「偉大にして最後なる戦いが、人間の魂を待ち受けている」と
言っていたことを思い出されたい。

自己の魂の永遠を自覚すれば、我々は宇宙の根源的実在とその魂において
出会うことが出来るのだ。

人間の魂とは、宇宙の実在そのものなのである。 >>>続きはこちらから

超葉隠論133.

From : 田渕裕哉(2025/06/19 06:41:53)

2025年6月19日(木)
おはようございます。今朝もいい天気の博多からです。今日は熊本でセミナーです。

苦しみを経験するから幸せの有り難みが分かる。苦しむことは幸せになるためのプロセス。
美輪明宏

高慢や傲慢という地上的な悪徳を乗り越えて、本当の人間としての
自分の価値が分かって来ると言っていいだろう。

そうすれば、歴史上のいかなる人間が成し遂げたことも、必ず自分
にも出来るのだということが認識できるようになる。

それが自分などというちっぽけな存在を通り越して、宇宙の実在
の力によって成されるのだと、諒解できるからに他ならない。

自分という存在は、途轍もない愛の力と自由の力、そして運命とい
力によって成り立っていることが腑に落ちるのである。

そのとき、我々は高慢な自己から解放され、初めて自由の大空間に
向かって羽ばたくことが出来るに違いない。 >>>続きはこちらから

超葉隠論132.

From : 田渕裕哉(2025/06/18 06:57:50)

2025年6月18日(水)
おはようございます。今朝はいい天気の博多からです。

人生とは、人生以外のことを夢中で考えているときにあるんだよ。
ジョン・レノン

魂の価値だけに向かって、死ぬ日まで体当たりを続ける。

前後左右を考えず問答無用に、やってやってやり抜くことが超越的日常を創る。

そして死んでからは魂魄と成り果て、現世のころ以上にやり抜くことに尽きる。

このやり抜く過程において、過去の自己存在もそうしていたことに気付くことがある。

またそうならなければやり抜けるものではない。

そこまで来れば、もう今の自分が未来も自分自身として生き続けていくという実感
を得られるのだ。 >>>続きはこちらから

超葉隠論131.

From : 田渕裕哉(2025/06/17 05:39:32)

2025年6月17日(火)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。今日は鹿児島でセミナーです。

俺は議論はしない、議論に勝っても、人の生き方は変えられぬ。
坂本龍馬

自己の存在は永遠であり、その永遠がこの世において違う永遠と交叉しているのである。

葉隠の第十戒とは人間をこのような宗教的境地の頂点まで引き上げる働きをもっているのだ。

自己の本当の価値を知るとはこのような心を言うのである。

それを表現する言葉は、洋の東西を問わず、偉大な宗教家の言葉しかなくなってしまう。

この葉隠の第十戒に潛む「超越的日常」から生まれる、私の養常の思想の根源に、道元の
この思想は横たわっているのだ。 >>>続きはこちらから

超葉隠論130.

From : 田渕裕哉(2025/06/16 07:22:44)

2025年6月16日(月)
おはようございます。今朝は越後湯沢からお届けしています。今日は沼田市でセミナーです。

高い志と熱意を持ち、少数だけでなく、より多くの人々との共感を持てれば、
どんなに弱い者でも事を成し遂げることができるでしょう。
津田梅子

ブーバーは「運命は自由の限界ではなく、その成就である」と言っている。

その意味は、自己の本当の運命を知れば知るほど、自分の自由は無限に
向かって飛翔して行くということだ。

先述した運命のもつ自由性をブーバーもまた認識して行くということだ。

愛に支えられて、我々人間の運命と自由が躍動するのである。

このブーバーの哲学と同質のものを、中世の日本において説いた大宗教家が、
あの偉大な道元なのだ。 >>>続きはこちらから