超葉隠論２９．

From　：　田渕裕哉（2025/03/07 07:33:36）

２０２５年３月７日（金）
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

指導者の心得６．
指導者には何ものかに祈るというほどの真剣な思いが必要である。

私の根本思想は、死が生より尊いことによって成り立っている。

だから死者は生者より尊い。

そして、まだ生まれ来ぬ未来の人間たちも現世の我々より尊いのである。

このような、死の絶対性こそが、葉隠という武士道の思想の根幹を支えて
いるのだ。

葉隠の魂を見つめれば、現世の自己の存在を捨てることによって、
過去と現在、そして未来をすら見通すだけの思想をもつことが出来るのである。

葉隠の思想は、時間というものを超越している。

だから死が生なのだ。

その力によって、未来を見通すことが出来る。

それは死の絶対性を掴むと、宇宙を支配する「負のエネルギー」の実体が
分かるからなのだ。

負がすべての生命とその魂を支えている。もちろん死もまたしかりである。

負のエネルギーによって死の本質がもたらされる。

だからこそ、それから逃げることなく、自ら進んでそこへ向かうと、
負のエネルギーが生ける生命にも近づいて来るのだろう。

田渕　裕哉

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