超葉隠論48.

From : 田渕裕哉(2025/03/26 07:48:34)

2025年3月26日(水)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

指導者の心得25.
指導者は是は是とし非を非とする見識を持たねばならない。

私は「永久恋愛論」の思想の中に、葉隠のもつ最も美しいものを見ている。

武士道の中に、真の人類ロマンティシズムをもたらす考え方こそが
忍ぶ恋の思想を創り上げているのだろう。

恋は忍んで忍んで忍び抜いて、その果てに死ぬのだと葉隠は言う。

私が葉隠に惚れた理由は、ここに存する。私は本物と出会ったのだ

忍ぶ恋によって、現世を突き抜け、過去と未来の魂と繋がることが出来る。

未来の魂を、この世に現成させることも出来るのだ。

これは純粋な魂の力が、時間というものをもたないことに、その理由がある。

この世の時間を捨てれば、時間は永遠の宇宙へと飛翔することになる。

忍ぶ恋は、その力を得る根源となる思想である。

葉隠の中に、この思想があることによって、私は人類史の中に羽ばたくことが
出来たのだ。

私は山本常朝の人生に、真の誠を見出している。

それは常朝の忠義が、決して目立つことのない恋愛の忠義だった
ことも挙げられよう。

そして愛する者に対して、決してその愛を口に出さなかった。

黙って生き、黙って死んでいったのだ。

口述筆記をして、勝手にそれを後世に残した田代陣基がいなければ
この葉隠さえ残っていなかった。

常朝は武士の生命を全うしたかっただけなのだ。

だからこそ、常朝は人類として生き、人類として死んだのだろう。

そして永遠と繋がった。

いま、私がこの書物を認めていること自体が、常朝の生命の永遠を
表している。

常朝の残した歌ほど、永遠と合一した忍ぶ恋の本質を表すものはない。

恋死なん、後の煙にそれと知れ、ついにもらさぬ中の思いを

田渕 裕哉

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