葉隠武士道から学ぶ日本人のあり方3.

From : 田渕裕哉(2011/09/28 07:43:53)

おはようございます。今朝も新宿のホテルからです。

最近、日本に住んでいる中国の方々とお会いし話しています。
明るさ、成功への情熱、誠実できれいな心に感動します。

あなたは、人に意見するときに、十分な配慮のもと、人に意見しているでしょうか?

葉隠の中には「人にアドバイスをするときには、十分な配慮がいる」
という主旨のことが書かれています。

少し引用してみましょう。

「人に意見をして、その人の欠点を直させることは大切なことで、
武士としての大慈悲とご奉公の第一である。

しかし、意見の仕方については、大変な苦心がいる。

人のやっていることについての善悪を判断するのは簡単なことである。

それについて意見することも容易なことである。

たいていの人は、人が聞きたくない言いたくないことを言うのが親切のように思い、
それを相手が受け入れないと、どうしようもないとあきらめる。

しかし、その人こそ、どうしようもないのである。

何の役にも立たない。人に恥をかかせ、人の悪口を言うのと同じことである。

自分の気ばらしに言ったにすぎない。

 

人に意見するというのは、まずその人が受け入れるか
受け入れないかの気質をよく見分けて、そしてその人と懇意になり、
かねがねこちらの言葉を信頼するように仕向けておいて、
さらにその人の好きなことなどから近づいて、言い方もよく工夫し、
言うときを考え、あるいは手紙、あるいは帰りがけのときなど、
自分の失敗や欠点などを話し、ずばり言わなくても思いあたるようにするのである。

または、まず、その人の良いところを褒め上げ、
気分をよく引き立てるような工夫に心をくだき、
まさに、のどが渇いたときに水を飲むように、
自らをよく納得して、そして欠点が直るというのが、
他人へ意見するということなのである。
(引用終了)

如何でしょうか?

他人に意見して改善させることは本当に難しいことです。

でも言わないのも、その人への愛情がないことになります。

愛情から言っていることを感じてもらえるようにしなければなりません。

逆に、意見を言われた場合、柔和な気持ちで、その意見を受け入れ、
自分で改善するようにしなければ成長はありません。

たとえ、相手の言い方が思慮深くなくても、
受け入れ、改善できる柔和で広い心も必要です。

田渕 裕哉

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