人は弱いときにこそ強い6.

From : 田渕裕哉(2011/10/08 07:51:54)

おはようございます。今朝は千葉からです。3連休ですね。
 
私の友人たちの何人かは、今日、お孫さんの運動会だそうです。
私は何年後になるのでしょうか?今から楽しみです!
経営者の間でよく言われている言葉に、
サーバント・リーダーというものがあります。
これは、キリストが弟子たちの足を洗うということを通して、
人間関係の極意を教えられた聖書の記述から生まれた考え方です。
キリストは弟子たちの汚れた足を召し使いのようになって洗ったのです。
核心は謙虚さということです。
対局にある考え方が、ピラミッド型の経営方針、
つまりトップダウン型の組織運営です。
それを、サーバント・リーダー型の経営者は、
逆ピラミッド型にしてしまいます。
トップが一番下に位置し、末端の社員が一番上にいる組織を作り、
末端の社員の判断で済むものは、できるだけ権限を委譲してしまうのです。
こうすることで、ビジネスのスピードは速くなります。
トップは、社員が動きやすいような環境創りをしていくわけです。
こうして権限委譲をしていく組織は伸びっていきます。
サーバント・リーダーという考え方は、まさしく聖書の理論なのです。

どうしたら、サーバント・リーダーになれるでしょうか?
それは相手の立場を認め、相手の尊厳を受け止めるということから始まります。
ベンジャミン・フランクリンの自伝の中に、その良き典型を見ることができます。
彼には自分と意見の合わない議員がいました。
彼は、人望があったため、議会でフランクリンが新しい提案をしても、
その人が拒否すると、他の議員も同調して、みんな潰されてしまいました。
本来なら自分の意見を潰す彼に決闘を申し込んでもいいくらいです。
当時は、そういう風習が残っていました。
しかしフランクリンは別の方法を取りました。
相手の議員は蔵書をたくさん持っていました。
当時のことですから、本は高価で貴重でした。
フランクリンは、その中の1冊を借りに行き
「ぜひ私に貸してください」と頼みました。
かの議員は「こんな本も読んでないのか、君は」
と嫌味を言いながら貸してくれました。
フランクリンは「大変勉強になります。
ぜひあなたからまた色々とご指導をいただきたい。」と言って、
相手にあえて優越感を与えたのです。
さて次に議会で一番最初にフランクリンの意見に賛成したのは
・・・この議員でした。
田渕 裕哉
あなたの大切な人に、
このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。
毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。
また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。
ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント