ポジティブ心理学1.

From : 田渕裕哉(2012/01/30 07:39:02)

おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。
1週間のスタートですね。いつでも心機一転、やり直せます。
今日から、あるいは2月から、気分も新たに再スタートできます。
私も今朝から始めたことがあります。
「ポジティブ心理学」が今、世界で注目されています。
旧来の心理学は、何が人々を不幸にするのか、
それをどうしたら「正常」に戻せるのかという点だけに注目していましたが、
この新しい心理学は、そこから抜け出し、何が人々を繁栄させ、
成功させるのかという点を、従来と同じ科学的厳密さで追及するものです。
うつ病やアルコール中毒や慢性的なストレスに陥っている人々を、
そこから救い出すために、心理学者たちは、このような人たちを
正常な状態に戻す方法の研究に、多大な時間と努力を注いできました。
もちろん、その仕事に価値があることは疑問の余地はありません。
しかし、それでは片寄っています。
うつ病から抜け出しても、その人は幸せになるとは限りません。
不安がなくなれば、すぐに楽天的になれるわけではないのです。
働ける状態まで回復しても、仕事が前よりよくできるようにはならないのです。
悪い点をなくすことだけに注目すれば、
マイナスからゼロの状態にはなりますが、プラスにはならないのです。

私たちの社会は、気分が落ち込んだり、
うつになったりする原因については、よく分かっていますが、
どうやったら幸せになるかについては、ほとんど語られません。
例えば、次の事例が、そのことを物語っています。
「健康週間」というセミナーがあって、毎日、テーマが変わるのですが、
そのテーマは、なんと、月曜日が「摂食障害」、火曜日が「うつ」、
水曜日が「薬物と暴力」、木曜日が「危険な性行為」、・・・
といったテーマでした。
これでは「健康週間」ではなくて「不健康週間」ですね。
心理のネガティブ面にだけ注目するという傾向は、
心理学研究の分野や「健康のテーマ」に限らず、社会全体に蔓延しています。
ニュースを見れば、放送時間の大半は、
事故・汚職・殺人・虐待などの話が占めています。
ネガティブな出来事ばかりに注目していると、この悲惨な状況が現実で、
人生はネガティブなものなのだと、脳に思い込ませてしまうことになります。
「メディカルスクール症候群」という言葉を聴いたことがありますか?
大学の医学部に入ったばかりの一年生は、人がかかる可能性のあるすべての
病気や症状について毎日習うために、自分もこれらすべての病気にかかると
突然思い込んでしまい病気になるというものです。
つまり、時間と精神のエネルギーを最も多く投入している状況が
その人の現実になるのです。
田渕 裕哉
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