集中の技術15.

From : 田渕裕哉(2012/05/07 07:56:40)

おはようございます。今朝も快晴で気持ちのいい千葉からです。

ゴールデン・ウィークが終わりました。今日から気分も新たにスタートです。
一日一日を最高に充実させる一日にしたいですね。そのカギは集中です。
3週間にわたって「集中の技術」をお伝えしていますので、お役立てください。

さて2週間にわたって学んできている「集中の技術」ですが、少し長いですが、
今週が最後の週になります。

すごく大切なテーマなので、ぜひ、何度も読んでいただきたいと思います。

意識的に集中ができるようになることが、人生の達人となる鍵です。

さて、今日は「今に生きる」「今を選択する」というライフスキルについて学びます。

どんな人にも、目の前には「現在」という紐(ひも)と「過去」、
そして「未来」という3本の紐が、ぶら下がっていて、
どれを引っ張っても自由であるという状態が存在しています。

つまり、思考の選択です。

心のためのフロー選択ができるかどうかがライフスキル腦ということになります。

そして実際には、ほとんどの人は、過去か未来の紐を引っ張って生きています。

例えば「過去」の紐を引っ張るとは次のようなものです。

試合をしながら「さっきのシュートミスしなきゃよかった」とか
「何であんなことを言ってしまったのか」という思考で頭が満たされている状態です。

テストを受けながら「もう少し勉強しておけばよかった」と考える思考です。
 

人は油断をすると過去の紐を引っ張り、過去のことを考えてしまう
というシステムがあります。

この仕組みこそ認知脳の技なのです。

過去を振り返り、何をするのかを見つけ行動して文明文化を発達発展させてきた
のが人間だからです。

そもそも過去は、すでに起こった事実なので、
認知がそこへ行きやすいからでもあります。

過去を振り返り、何をするかだけを見つければいいのに、
意味まで付けてノンフローになってしまうのもまた人間です。

しかし過去は変えることができません。

過去のことを考えれば考えるほど、後悔というマイナスな感情が生じて「揺らぎ」、
過去への「とらわれ」が起こってくるのです。

すなわちノンフロー状態です。そんな状態で集中できるはずがありません。

いつもノンフローな人は、後悔することが多く起こるのではなく、
同じことが起こっているのにもかかわらず、
認知脳だけで生きているために過去の紐を引っ張る率が高いのです。

イチロー選手に「昨日の試合は不調でしたね」と
マスコミが過去へと引っ張り込もうとしても、それに安易に乗るようなことはしません。

「そうですね、昨日の試合は最悪でした」などと、
表情や態度や言葉もノンフローになるような選択は決してしません。

イチロー選手から、よく聴く答えは「今すべきことをするだけですから」なのです。

田渕 裕哉

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