ちょっと面白い有益な話6.
From : 田渕裕哉(2014/03/01 07:30:31)
おはようございます。今朝も曇りの千葉からお届けします。
時の経つのは早いものです。今日から3月に入りますね。
東京で3月22日(土)に特別なセミナーを開催します。
詳細は、明日、お知らせします。皆さまのご参加をお待ちしています。
今日は「お釈迦さま」の話をします。
アールンクヤープトラという弟子がいました。
彼は年老いてから出家し、あちこちを遊行していましたが、
あるとき、お釈迦さまの説法を聞いて感激し、弟子となりました。
しかし、彼は、どうやら理屈屋であったようです。
哲学的な問題に頭を悩ませていました。
例えば「この宇宙は有限か、無限か?霊魂と身体は同じものか否か?
死後の世界はあるのか、ないのか?」といった問題でした。
そして、彼はお釈迦さまに「死後の世界はあるのでしょうか?」と何度も問いました。
ところが、お釈迦さまは一切答えません。
マールンクヤープトラは
「今日こそ答えてくださらなければ、教団から出て行きます」と言います。
そんな彼にお釈迦さまは次のように説きました。
「マールンクヤープトラよ、ここに一人の毒矢で射られた男がいる。
毒が回って命が危ない。皆は医者を呼んできて、毒矢を抜こうとする。
しかし、その男は「待て、毒矢を抜いてはならない。
毒矢を射た人間は背が高いのか低いのか、色が白いのか黒いのか、年齢は・・・と、
それらが明らかにならない以上は、その毒矢を抜いてはならないと言う。
そなたの言っているのは、こういうことなのだ。
そんなことを言っていたら、やがて毒が回って死んでしまうだろう。
その男にとって大切なことは、矢を射た人間のことや、矢の種類や、
毒の種類や、傷の深さを知ることではない。
すぐに毒矢を抜いて治療することである。
矢を射た人間のことは考えても仕方がないように、
死後のことなどを考えて時間を浪費してはならない」
そのように、お釈迦さまは説かれました。
修行者にとって大切なことは、哲学的な問題にわずらうことなく、
修行に専心することだと、お釈迦さまは言いたかったのです。
これは「毒矢の喩え」という有名な教えです。
死後のことを考えようと思えば、いくらでも考えることはできます。
しかし、真実のところは分りません。
だから、お釈迦さまは「考えても分らないことだから、考えるな」と言ったわけです。
あなたも、このマールンクヤープラと同じようなところはないですか?
田渕 裕哉
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