毎日が小さな修行18.

From : 田渕裕哉(2023/03/16 07:48:03)

2023年3月16日(木)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

多くの人が恐れている失敗や逆境は、むしろ、その人が本当に
望んでいる夢や理想を手に入れるようになるための近道だったりします。
なぜなら、夢や理想を叶えるうえで重要なのは、どんな方法をとるかよりも、
その夢や理想にふさわしい人間に、あなたが成長したかどうかだからです。

私は、気遣いのできる子供たちがたくさん育ってほしいと願っています。

心のこもった気遣いができる人は、単に自分の思いを相手に
押し付けるのではなくて、その人が何をしようとしているのか、
自分に何を望んでいるのかを、聞かなくても感じとって、さりげなく表現できます。

これが気遣いの極意だと思います。

私は、小さい頃からそういう面を親から徹底的に教育されましたので、
この点では師匠から叱られることはありませんでした。

私の師匠があるラジオ番組で語っていた、今でも忘れられない言葉があります。

「師匠というものは、弟子に教えることは一つもないんです」とおっしゃったのです。

その言葉を聞いたときは非常に驚きましたし、意味もよくわかりませんでした。

あれから十数年経って、ようやく「なるほど、こういうことなんだな」
とわかりはじめました。

要するに、後ろ姿で教える、そして同じ道場で生活をして日常から学びとって
もらうしかない、ということをいわれたのです。

師匠は、学問においても修行においても、達人のようなお方でした

しかし、それは悟りに向かう一つの方便にすぎません。

別の言葉でいうと「道しるべ」です。

 

その道しるべをたどって私たちも師匠と同じ境地にたどり着くわけですが、
悟りの世界はとても難し過ぎて、言葉や文字では表現できない世界なのです。

たとえば、一流の料理人が弟子に言葉だけで料理を教えて、
すぐにその弟子が一人前の店を構えることができるかといえば無理でしょう。

自分も一流になるには、何年となく師匠の後ろ姿を見て、
日常のことの中から心のアンテナを張りめぐらせ自分で手探りの中
感じとってこなければならないことがたくさんあります。

そこに至るまでは本当に大変です。

人間ですから、体調が良い日もあれば悪い日もあります。

うまくいくときもあれば、とんでもない結果やとんでもない
トラブルに巻き込まれることもあるでしょう。

そういういくつもの困難を乗り越えていかなければなりません。

田渕 裕哉

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