毎日が小さな修行34.

From : 田渕裕哉(2023/04/01 07:45:18)

2023年4月1日(土)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。
4月が始まりました!フレュシュな気分でスタートです!

人にしてもらいたい行動があったら、
それをするのが羨ましがられるようにあなたがやるといい。

修行道場には仏様がいて、師匠がいます。

そこで生活をさせていただく修行僧・雲水たちは、気まま、わがままな
ところが残っていて、まだ、悟り切っていない不完全な人たちの集まりです。

そんな中で生活をしていると、当然ながら己の我が出てしまいます

少し言葉を荒げた言い合いをしてしまうこともあります。

しかし、道場では、たとえ喧嘩をしても世間のようにもめることはありません。

一つのルールがあるからです。

それは、自分の心の中に我が出ても、自己を主張したいと思っても
目上の人に対しては絶対にその感情を表してはいけないというルールです。

年長者あるいは自分よりも先に入った先輩には、
どんな理不尽をいわれても「はい」と答えなければなりません。

それも常に気持ちの良い「はい!」という返事でなくてはいけません。

何があっても、決して面白くない感情を表情に表したり
することができない決まりです。

ときには、師匠がわざと理不尽なことをいう場合があります。

また、仏様がそういう環境をつくってくださる場合もあります。

そうやって、自我をへし折ってくださるのです。

しかし、百ある自我のうち九十九は他人がへし折ってくれても、
最後の一本は自分の手でへし折らなければなりません。

しかし、この最後の一本がなかなか折れないのです。

この我をとるのが修行です。

何とか悟りたいと強く思い、失敗を繰り返しながら何度も何度も
自己調整を繰り返しているうちに、ある日、突然その自我がとれるときがきます。

 

そうなると、たとえ自分にとって嫌だなと思うことも転じて
福とすることができます。

いつも明るい心で、楽しい心で生きていくことができるようになります。

修行道場ではそんな修行が続けられているのですが、
これは私たちがこの世に生まれて、あの世に帰るまでの間に
やらなければならない一番の仕事ではないかと思います。

縁のあった家庭で生まれ育ち、社会に出ていく。

そして結婚して子供を授かる。

私たちはこういう命のリレーをして生きています。

では、本質的に一番大切なことは何なのか。

多種多様なすべての人たちに共通しているのは
「我をとりのぞき、平等な心ですべての人接する」ことだと思います。

そんな気持ちを体得するために、
私たちはこの世に生まれてくるのではないでしょうか。

そう考えると、一瞬もおろそかにできません。

田渕 裕哉

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