超葉隠論１２．

From　：　田渕裕哉（2025/02/18 07:48:34）

２０２５年２月１８日（火）
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

他人にどのような欠点があっても、程度が違うにしても、
同じ人間である以上は、自分にも必ずいくぶんの同じ欠点がある。

孤独は、自己の魂と、自己の実在という自己存在に係わる
あらゆる環境との対立によって、初めて実現することが出来る。

この孤独を、自分が創り出せるかどうかにすべてがかかっているのだ。

これを創り、それを自己の裁量で維持できれば、自分は徐々に
葉隠的人生を会得していくことが出来るだろう。

出来なければ、葉隠は遊び半分の下らない道徳と何ら変わらないものに
堕してしまう。

 

孤独を実現できない人は、魂の崇高をもたらすこの超越的収斂とは
生涯に亘って出会うことはないだろう。

超越的収斂は、すべての中心に自己存在だけを置かなければ起こらない。

だから、魂の崇高に向かう絶対的決意のない者がこの状態になれば、
恐るべき「孤立者」が生まれることになる。

しかし魂の崇高を求める者は、孤独によって覚悟と同時に、その他の
価値のある宇宙的な負のエネルギーのすべてを受け取っていくために
そうならないということなのだ。

田渕　裕哉

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