超葉隠論５６．

From　：　田渕裕哉（2025/04/03 07:52:31）

２０２５年４月３日（木）
おはようございます。今朝も小雨の千葉からです。

指導者の心得３３．
指導者は私の心を去ってものを考えることが大事である。

物質とは、流体エネルギーから独立して存在するものを言う。

物質にはそれとしての価値が、もちろんあるのだが、いまここで
問題にしている負のエネルギーに関しては、物質はそれを排除
してしまっているということである。

だから、物資である我々の肉体をもう一度、負のエネルギーで
埋め尽くさなければならない。

物資としての生命と、崇高を目指す負のエネルギーとの合体こそが、
武士道の本質を創り上げていると思えば分かり易い。

正のエネルギーの価値としての肉体に、宇宙的実在としての負の
エネルギーを浸潤させる。

その長く強靭な鍛錬が、武士道を一つの美学として確立せしめている。

我々の整然とした秩序ある現存に対して、宇宙的な混沌の力を
取り入れる修行と言ってもいいだろう。

宇宙が生成されたときの、その爆発エネルギーの余力を、我々の
生きる人生の中に投影するのだ。

その爆発エネルギーは、遍満する暗黒流体という負のエネルギーの
中に閉じ込められている。

その力を、葉隠の武士道は人生に引き入れようとしているのだ。

田渕　裕哉

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