From : 田渕裕哉(2025/05/17 06:05:08)
2025年5月17日(土)
おはようございます。今朝は雨の千葉からです。
指導者の心得77.
指導者はどんな事態にあってもなすべきをなさなければならない。
先述した「失楽園」という大文学も、ミルトンの人生における
不幸のどん底が生み出したのだ。
クロムウェルと共に戦った清教徒革命に敗れ、両眼を失明した。
その状態で、後世に対して清教徒の「魂」を残すために執筆した
ものが「失楽園」なのだ。
口述を娘がすべて執筆したのである。
ミルトンが成功していたら、あの大文学は生まれなかった。
失意のどん底で、その偉大な魂が未来を見つめていたのだ。
私はその魂を受け取った人間のひとりということになろう。
不幸のどん底まで行き、真の絶望を通らなければ人間の
本当の価値は生まれないのだ。
日本の大文学とも言うべき「邪宗門」を書いた高橋和已は
その中で「救いは、自らの絶望を自覚するものにのみ訪れる
可能性がある」と語った。
不幸が人間の魂を立てるのだ。
この世に自分の意志を立てるとは、不幸をつんざくことを
意味している。
不幸を厭う人間が増えれば、人類は滅びる。
田渕 裕哉
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