超葉隠論１２７．

From　：　田渕裕哉（2025/06/13 06:11:07）

２０２５年６月１３日（金）
おはようございます。今朝は神戸からお届けしています。

指導者の心得１０４．
指導者はその団体でいちばん謙虚で感謝を知る人でなくてはならない。

自己の存在の永遠性が分かると、この地上の高慢の馬鹿々々しさが理解され、
自己の生命が真の自由を得るのだ。

我々の存在の根底を支える負のエネルギーの崇高性とその実在を感ずるとき、
人間は物質主義から抜け出すことができる。

そして正を重んじていた高慢から脱するのだ。

そのとき、葉隠の第十戒は自己の人生に信じられぬほどの力を与えてくれるに
違いない。

自分にも、人類の最高の価値を実現する力のあることが分かるのである。人間が運命という宇宙的実在によって生かされていることが分かると、却って
多くの自由が運命の中に与えられていることが分かって来る。

そしてその自由が、自分の運命をさらに築き上げる力を与えてくれるのだ。

人間の実在には、測り知れない宇宙の力が降り注ぐ。

それを自分が選びかつ使えるようにもなってくる。

あのフランスの実在哲学者ジャン＝ポール・サルトルは、その力によって
一つの世界哲学を築いた。

田渕　裕哉

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