超葉隠論１２８．

From　：　田渕裕哉（2025/06/14 07:51:17）

２０２５年６月１４日（土）
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である。
渋沢栄一

そのサルトルが「実存主義とは何か」の中で人間存在の本質について
語っていた。

「人間は、自らが創ったものとなる」こうサルトルは言っていたのだ。

真の人間の実存的価値を知る者の言葉と言えよう。

そして実存の真の価値、つまり本当の自由を人生において手に入れた
人間の思想でもある。

この運命、この愛、そしてこの自由を手に入れる方法論が「葉隠十戒」の
第十戒の思想なのだ。

あらゆる武士道の書物の中で、葉隠だけがこの本当の「自由」を手に入れる
ことを可能にしてくれる。

それは葉隠が非日常的な人間の超越を促すからに他ならない。

葉隠のもつ危険性であり、また最も崇高な超越性でもある。

その非道徳的・非日常的・非合理的・非歴史的な側面が、この本当の実存を
もたらしてくれるのだ。

これらの運命と自由、そして愛との交錯について深く研究した書物がある。

続きは明日。

田渕　裕哉

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