超葉隠論146.

From : 田渕裕哉(2025/07/02 05:49:29)

2025年7月2日(水)
おはようございます。今朝はいい天気の博多からです。

私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです。挫折感の深い人は、その分、愛の深い人になります。
瀬戸内寂聴

葉隠に比肩し得るものは、あの沈黙の怪物シトー会を再興したクレルヴォ―の聖ベルナールの
「誓い」しかない。

十二世紀に生きた聖ベルナールが聖堂騎士団と聖ヨハネ騎士団のために認めた「騎士道の誓い」
である。

魂の純粋さにおいて、この騎士道の涙と葉隠の慟哭は永遠に響き合っている。

武士道と騎士道は、人類が築き上げた魂の文化の精華である。

それは人類の起源に遡る「初心」の実践を、現世において行なう文化とも言えるだろう。日本において天孫降臨に歌わせた「海行かば、水漬く屍、山行かば、草生す屍、大君の
辺にこそ死なめ、顧みはせじ」を、日本の武士道の起源だと私は思っている。

それが江戸初期に葉隠へと収斂したのだ。

西洋ではゲルマンの貴族主義とキリスト教が合体して騎士道という文化を生み出した。

それは中世以来、修道院の中で醸成され、先述の聖堂騎士団や聖ヨハネ騎士団の崇高
へと収斂していったのだ。

田渕 裕哉

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