人生に悩んだら「日本史」に聞こう12.

From : 田渕裕哉(2025/07/17 07:00:58)

2025年7月17日(木)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。今日は白石市でセミナーです。

どこに行こうとしているかがわかっていなければ、どの道を通ってもどこにも行けない。
ヘンリー・キッシンジャー

できあがった蒸気船が宇和島湾に浮かんだとき、藩主の伊達宗城は無邪気に
喜びを表して「これで参勤交代するんだ」と言ったそうです。

そしていよいよ海上運転が行なわれました。

喜蔵は狭い機関室に入ったまま、釜焚きから操作までをひとりでこなしました。

でも、ほんとうに動くのか?動くのか?喜蔵の鼓動は高まります。

「!」小さな船窓から天守閣が静かに後ろに下がっていくのが見えました。

「動いた!」その実感を得たとき、喜蔵は何を思ったでしょうか。

しかし、残念ながら、動き始めは速かったのですが、次第に上記の量が少なく
なり、目に見えて速度が遅くなっていきました。

喜蔵には船体に比べて汽罐が小さすぎるのだとわかっていましたが、仕様は
藩が決めてしまっていたのですから仕方ありません。

それよりも「おまえは器用だから!」という理由だけで抜擢された喜蔵が、
独学で着工からわずか3年で黒船を造りだしてしまったこと、ほんとうに
すごいことだと思うのです。

最終的には黒船来航から6年の間に、薩摩、佐賀、伊予宇和島の3藩すべてで、
黒船を完成させています。

田渕 裕哉

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