人生に悩んだら「日本史」に聞こう19.

From : 田渕裕哉(2025/07/24 08:27:07)

2025年7月24日(木)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

出来上った知を貰う事が、学ぶ事ではなし、出来上った知を与える事が教える事でもなかろう。
質問する意志が、疑う意志が第一なのだ。
小林秀雄

32歳、サブロー。彼はいつも同じ道を歩いていた。自宅から研究室への道を。

内務省衛生局から、ベルリン大学へ留学したサブローは、ドイツで細菌学の研究
にあけくれていました。

朝、目覚めたら、まっすぐ研究室へ。1日が終わったら、まっすぐ自分の部屋へ。

サブローはベルリン到着から1年余りも、自分の部屋と研究室を結ぶ道以外を知らなかった。

サブローが毎日てくてく歩く道は一本道。研究室へと向かう一本道

4年後、サブローが歩むその一本道に、花が咲きました。

1889年、サブローは破傷風菌の純粋培養に成功。

当時の細菌学の権威たちが挑戦して、ことごとく失敗に終わっていた破傷風菌の純粋培養に、
医学後進国の一留学生・サブローが成功したのです。

翌年には世界で初めて血清療法を発見し、サブローは第1回ノーベル賞候補にノミネート
されます。

留学先であるドイツの政府も、サブローの功績に対して、大博士の称号を贈呈。

この栄誉ある称号を外国人が受賞したのは、サブローが初めてでした。

サブローこと、北里柴三郎。日本が誇る世界的な医学者です。

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント