人生に悩んだら「日本史」に聞こう22.

From : 田渕裕哉(2025/07/27 07:02:00)

2025年7月27日(日)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

真実の追求は、誰かが以前に信じていた全ての“真実”の疑いから始まる。
フリードリヒ・ニーチェ

サブローの熱意に心を動かされた諭吉は、研究の場を無償で提供することを
即決し、私財を投じて港区芝公園に研究所を建てます。

その後、研究所は愛宕町に移転、が、ここでもまた問題は勃発します。

「伝染病」という言葉に過剰に反応した地域住民たちから、猛烈な反対の
声が上がったのです。

このピンチを救ったのも福沢諭吉でした。

不安にかられる住民たちに安全をアピールするために、研究所のす
隣りに、なんと自分の息子の家を新築したのです。

その甲斐あって、反対運動は鎮静化。こうして研究所は新たなスタートをしました。

これらの恩を、サブローは一生忘れなかった。

サブローこと、北里柴三郎は、諭吉から受けたその恩を弟子の志賀潔に送り、
野口英世に送り、諭吉のつくった慶應大学へ送ったのです。

誰かから受けた恩を、別の人に送る。これは「恩おくり」と呼ばれ
江戸時代では普通に行われていたことです。

「恩」が世の中をぐるぐる回ってゆくのです。

田渕 裕哉

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