人生に悩んだら「日本史」に聞こう35.

From : 田渕裕哉(2025/08/09 06:53:54)

2025年8月9日(土)
おはようございます。今朝はさわやかな朝の千葉からです。

言葉は意味の容れ物である。そして意味は言葉によって表現されてこそ思考の材料となる。
その意味において「適切な言語化」は思考行為そのものなのであり
論理的思考を成立せしめるための最も基本的なコアスキルなのである。
波頭亮

彼ら歴史の裏舞台を支えた商人たちは、金銭面の援助だけでなく、
志士たちの恋の手助けも買ってでました。

白石正一郎は、晋作が愛人・おのうと生活するのを、物心両面で
支えました。

病床に伏した晋作のもとに、妻の雅子が一人息子を連れて現れ、
愛人のおのうと鉢合わせしますが、そのときも、正一郎は、
陰になり日なたになり、晋作とふたりの女性の間をとりなして
います。

また、長崎の芸妓たちにモテモテだった坂本龍馬は、妻のお龍さん
を下関に残して長崎に単身赴任していましたが、そのお龍さんに
自邸の一室を提供し、生活のすべての面倒をみたのは、下関の商人
伊藤助太夫でした。同じく、志士たちを援助していた商人に、大浦慶という女性がいます。

彼女は、長崎で日本茶の輸出を手掛けていたのですが、こんな言葉
残しています。

「田地田畑を買いこんでも、うちの場合は人まかせにしてただ寝かせて
おくだけでっしょ。それではお金に申しわけなかと思うとよ。そん
お金があれば、うちはこれと見込んだ人たちに使うでみたか。その
たちがうちのお金で、何か、うちにできん仕事ばしてくれる。それ
思うと楽しかとよ。だいいち世間さまへの恩返しにもなるでっしょ。」

おそらく白石正一郎も同じ気持ちだったと思います。

田渕 裕哉

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