人生に悩んだら「日本史」に聞こう38.

From : 田渕裕哉(2025/08/12 07:13:08)

2025年8月12日(火)
おはようございます。今朝も曇りの千葉からです。

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしいときがある。
物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。
だが、それだけの価値はある。 なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。
スティーブ・ジョブズ

日本人の労働観は「古事記」や「日本書紀」を読めばわかりますが
日本では、神様たちが、自ら働いているのです。

しかも、その労働は、神様だけにしかできないような特殊技能や
知的労働ではなく、当時の日本人がやっていたのと同じ仕事でした

例えば、日本の主神である天照大神が機を織ったり、他の神様たち
も田を耕したりしています。

「万葉集」をはじめとした和歌集にも、天皇自らが労働を愛でる歌
が数多く収められています。

「源氏物語」にも、こんなシーンが出てきます。

光源氏が須磨に流された場面です。

天皇の子として生まれ、都で育った源氏が、須磨で、初めて田舎の
人たちの暮らしぶりに触れます。

田舎の人たちですから、みんな農業や漁業に携わっています。

かたや源氏は、高貴な身分で、天皇に仕え、まつりごとを行なっている。

その源氏が、こう悟るのです。

「この世には、自然に仕える仕事と、人に仕える仕事がある。
その違いだけで、職業に貴賤はない」

田渕 裕哉

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