From : 田渕裕哉(2025/08/14 07:02:18)
2025年8月14日(木)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。
何かを主張をするのに 権威を持ち出す人は全て、
知性を使っているのではなく、ただ記憶力を使っているだけである
レオナルド・ダ・ヴィンチ
「石ばしる 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春になりにけるかも」
私が、歴史に対して、より深く興味を持つようになったきっかけの
一つは「万葉集」です。
中学の古文の授業で、志貴皇子の、この歌を知ったとき、その躍動
に胸がときめいたのです。この歌の意味はいたってシンプル。
「岩からほとばしる小さな滝。その上の方に、緑鮮やかな若い蕨が
出している。ああ、春になったのだなあ」
一首のなかにラ行音が7回も出てくるせいか、言葉そのものが躍動
いるように感じました。
皇子という尊い立場の方が、こんなに素直に喜びを表しているなん
この歌を一度聞いたら忘れられなくなりました。
額田王と大海人皇子が交わした歌も、私にとっては新鮮でした。
「茜さす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」
ある日、薬草を摘みに出かけた天皇の御料地で、かつての恋人・大
私を見つけ、袖を振っている・・・。当時「袖を振る」というのは
しるしなんですね。でも、このとき、額田王は、大海人皇子の兄・
妻なんです。義弟であり、元カレでもある大海人皇子が「今でもキ
って囁く・・・。
額田王、彼女の気持ちを想像しただけで、ドキドキしてしまいます
それを野守(=天智天皇)が見咎めないかしらと、恋の喜びと微妙
田渕 裕哉
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