From : 田渕裕哉(2025/08/19 07:49:46)
2025年8月19日(火)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。
夢中で日を過ごしておれば、いつかはわかる時が来る。
坂本龍馬
江戸時代の庶民たちは、この許された3色に、自分たちのセンスを
すべて注ぎ込みました。「茶色」「鼠色」「お納戸色」。
それぞれの色のなかに微妙な色調を工夫して着物を染め上げ、
バリエーションを楽しんだんのです。
この3色のなかでも、特に茶色と鼠色のなかに、多彩な色合いが
生まれ、新しい呼び名がつけられました。
海老茶、白茶、江戸茶、蒲茶、鶯茶、千載茶、団十郎茶、利休茶。
語呂合わせで四十八茶と呼んでいますが、実は、茶系だけで
100種を超える色があります。
鼠色に関しても、藤鼠、茶鼠、江戸鼠、利休鼠、桜鼠、梅鼠、
源氏鼠、鳩羽鼠・・・と100色以上あります。
ちなみに、北原白秋が作詞した「城ケ島の雨」の歌詞の一節に
「利休鼠」という色はこのように使われています。
「雨がふるふる 城ケ島の磯に 利休鼠の雨がふる」
雨の色にたとえられているんです。
低く垂れこめた雨雲が浮かんできて、ロマンティックな表現です。
田渕 裕哉
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