人生に悩んだら「日本史」に聞こう47.

From : 田渕裕哉(2025/08/21 07:08:14)

2025年8月21日(木)
おはようございます。今朝は、いわき市からお届けしています。

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。
しかし実際には種なのだ。
ニーチェ

「ゴールデン・ジパング」

「莫大な金を産出し、宮殿や民家は黄金でできている」

かつて日本は、海外の人たちにそう噂されていました。

13世紀にアジアを旅したマルコ・ポーロが「東方見聞録」のなかで、
中国で聞いた噂話として、日本をそのように紹介したからです。

300年後、この噂が現実のものとなりました。

信長の安土城には、まばゆいばかりに輝く黄金の天守閣。

秀吉が築城した大阪城は、瓦に金がふんだんにほどこされ、
城内には、黄金の茶室までつくられました。戦国時代後期から江戸時代初期にかけて、日本各地の鉱山から、
大量の金・銀・銅が産出され、特に金・銀は、世界中を駆け巡りました。

世界の銀の産出量の3分の1を日本が占めるほどでした。

なぜ日本が世界に誇る金・銀の輸出国になれたかというと、産出技
に加え、加工技術も世界最高水準だったからです。

戦国時代は、激しい戦乱の世であっただけでなく、経済が発達し、
さまざまな分野で技術革新が進みました。

その象徴が、金・銀の飛躍的な増産だったのです。

その後、徳川幕府により鎖国政策がとられ、幕末まで続きます。

明日に続く。

田渕 裕哉

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