人生に悩んだら「日本史」に聞こう48.

From : 田渕裕哉(2025/08/22 07:53:29)

2025年8月22日(金)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

私たちの生きているこの世で起きることにはすべて原因がある、
これが「因」です。起こった結果が「果」です。
因果応報というように、必ず結果は来るのです。
瀬戸内寂聴

一般に江戸時代といえば、鎖国のイメージが強く、西洋の技術水準からは
大きく後れをとっていたと思われていますが、手工業のレベルにおいては、
世界最高水準の技術を維持し続けました。

その日本の匠の技術に釘付けとなったひとりに、かの有名なドイツの考古
学者シュリーマンがいます。

ギリシャ神話上のトロイアの遺跡の発掘に成功したシュリーマンですが、
そのトロイア発掘の6年前の1865年に、明治維新を目前に控え
日本を訪れています。

ギリシャ神話の解明を悲願とするシュリーマンは、相通ずるものが日本の
神話や文明にもあると興味をを持ったのでしょう。

「私はかねてからこの国(日本)を訪れたいという思いに身を焦がしていた」
と述べています。そして来日したシュリーマンは、日本人の勤勉で誠実で清貧なところ、
町の清潔さ、工芸品の巧みさに惹きつけられます。

旅行記には「この国には、平和、行き渡った満足感、豊かさ、完璧な秩序、
そして世界のどの国にもましてよく耕された土地が見られる」と記すとともに、
日本文化について「蒸気機関を用いずに人類が達成した最高水準である」と
絶賛しています。

ただ、ここで不思議なことがあります。

それは、日本人が、ここまで高い技術力を持ちながら、その技術力を、
自然を破壊する方向には決して用いなかったことです。

明日に続く。

田渕 裕哉

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