人生に悩んだら「日本史」に聞こう54.

From : 田渕裕哉(2025/08/28 06:36:02)

2025年8月28日(木)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。
このように、一日もしくは短い時間で人は幸福にも幸運にもなりはしない。
アリストテレス

坂本竜馬が鹿児島の西郷隆盛の自宅に泊まりにきたときのこと。

西郷夫婦のこんなやりとりを断ち聞きしました。

「屋根が腐っていて、雨漏りして困ります。これではお客様が
いらしたときに面目ないので、早く修繕してください」

そう頼む妻のイトさんに対して、西郷は、
「いまは日本中が雨漏りしている。だから我が家の改善などしておれん」

普通、えらくなれば自分の家は豪華にしたがるものを、西郷は違いました。

どこまでも無私の人物だったわけです。

さて、そんな西郷どん、妻イトの妹さんの回想録が残っているのですが、
それによると、西郷は味噌や醤油をつくるのが上手で、倉のなかで
家人に手ほどきをしたというのです。

「男子厨房に入らず」の時代。

しかも九州男児でもある英雄・西郷隆盛が、家事に関心があったなんて、
そのギャップが素敵です。

さらに西郷どん、イトの料理を「これはよくできました。おいしゅうございます。
おいしゅうございます。」と、ひとつひとつ褒めながら口にしたそうです。

それに対してイトは「人前で褒められると、かえって恥ずかしいじゃありませんか」
と照れていましたが、それでも西郷どんはいつも褒めながら食べたとか。

「おいしゅうございます。おいしゅうございます。」と。

田渕 裕哉

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