人生に悩んだら「日本史」に聞こう60.

From : 田渕裕哉(2025/09/03 07:55:12)

2025年9月3日(水)
おはようございます。今朝もいい天気の千葉からです。

時が物事を変えるって人はいうけど、実際は自分で変えなくちゃいけないんだ。
アンディ・ウォーホル

石田三成の親友である大谷吉継も、三成のかわいげを見出したひとりです。

ふたりの間に、こんなエピソードがあります。

大谷吉継は、ハンセン病を患っていて、普段から顔や手を布で覆い隠していました。

あるとき、秀吉主催の茶会で吉継に茶碗が回ってきました。

彼は飲む振りをして次に回すつもりでしたが、傷口から膿が垂れ、お茶に
混じってしまったのです。

当時の人々は、ハンセン病は感染によって発症すると誤解していたので、
吉継のあとに茶碗が回ってくるはずの武将たちは絶句し、一同はすっかり
青ざめてしまいました。哀れなのは吉継です。彼は茶碗を隣りに回せなくなり、場の空気は凍り付きました。

そのとき、三成はどうしたか?

「吉継!もう喉が渇いてこれ以上待ちきれぬ、早く回せ!」

そう言って茶碗をもぎ取り、最後の一滴まで飲み干してしまったのです。

私は、友情で結ばれた初めての日本人が、この三成と吉継なのではないかと思っています。

田渕 裕哉

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