人生に悩んだら「日本史」に聞こう61.

From : 田渕裕哉(2025/09/04 06:15:34)

2025年9月4日(木)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

未来とは、今である。
マーガレット・ミード

武家社会のなかで大切に考えられてきたのは「忠」と「孝」です。

つまり、主君や親など、目上の人に対する忠誠心が重要視されてきました。

それに対して、同僚や仲間といった、横のつながりは、現代ほど重んじ
られていなかったので、三成と吉継のように、固い友情で結ばれた間柄と
いうのは、きわめて稀だったのです。

三成から家康に対する挙兵計画を打ち明けられたときも、吉継は、勝算のない
戦いはするべきではないと反対しますが、結局、三成を見捨てないのです。

吉継は関ヶ原参戦を決意。そして、ここで命を落としています。三成の評価として「石田は大いに気を使う」「かの人、扱いにくし」と言われた
ように、同僚や先輩格の大名たちからは疎まれた三成でしたが、豊臣秀吉、
大谷吉継は、それぞれの死の瞬間まで三成を大切にします。

おそらくこのふたりは、三成のことがかわいくてたまらなかったんだろうと思います。

なぜこのふたりは、三成のかわいげを見抜けたのでしょうか?

いいえ、このふたりの前では、たしかに三成はかわいかったのです

だって、三成は、このふたりを尊敬し、慕っていたのですから。

田渕 裕哉

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