人生に悩んだら「日本史」に聞こう81.

From : 田渕裕哉(2025/09/24 06:52:02)

2025年9月24日(水)
おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

日本人は、失敗ということを恐れすぎるようである。
どだい、失敗を恐れて何もしないなんて人間は、最低なのである。
悲しみも、喜びも、感動も、落胆もつねに素直に味わうことが大事だ。

殿さまのお風呂に!?何のことかわからず、不安な気持ちで
お風呂に入っていると、「湯加減はどうじゃ?」と、聞き慣れた声が。

ハッとして、浴室の窓を開けると、氏郷が頬かぶりして、自ら薪を
くべながら火をたいています。顔も手も、すすで真黒です。

「殿、なんということを!?」絶句する家臣に向かって、氏郷はこう告げました。

「このたびの戦において獅子奮迅の働きをしたお前に、相応の褒美をとらせる
ことができなかった。せめてこのくらいのことはさせてくれ」

蒸し風呂が主流だったこの時代、家に客人を招いて食事を出し、お風呂に
お湯をはって馳走するというのが、最高のおもてなしでした。

ただし、その場合も、使用人がお風呂を焚くのが一般的で、主人自らが
薪をくべるなんてあり得ないこと。

しかも、氏郷の場合、単に蒲生家の主人というだけでなく、文字通り、
一城の主、殿様なのです。

氏郷がいかに家臣を大事にし、家臣に対して心を込めていたかが、
伝わってくるエピソードです。

家臣の感激は、ひとしおだったでしょう。

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント