人生に悩んだら「日本史」に聞こう93.

From : 田渕裕哉(2025/10/06 07:51:56)

2025年9月6日(月)
おはようございます。今朝もさわやかな朝の千葉からです。

本当に愛していることのためなら、どんなことでも乗り越えられる
常に勝つことはできない。
時にはそのことを受け入れなければならない。
リオネル・メッシ

トルコの大使は、その理由を短いコメントで表しました。

「トルコ人なら誰もが、エルトゥ―ルル号の遭難の際に受けた恩義を知っています。
ご恩返しをしただけです」

エルトゥールル号の遭難・・・。

1890年(明治23)9月16日の夜に事件は起こりました。

その日は台風にみまわれ、トルコ軍艦エルトゥ―ルル号が和歌山県の串本沖で
岩礁に衝突、沈没したのです。

死亡、行方不明587人、生存者69人、生き残った乗組員たちは、傷だらけ
になりながら、串本の東に浮かぶ大島にとどり着き、救助を求めました。

大島の村人たちは、冷たくなった乗組員を人肌で温め、食糧を提供し懸命に救助しました。

大島村は貧しい村落でした。特にこの年は漁猟量が少なく、自分たちが飢えをしのぐ
のに精いっぱいという状況。

しかし、村人たちは、異国の不運な遭難者たちのために、貴重な米を炊き出し、
さらに非常食として取っておいたサツマイモやニワトリまで分け与えたのです。

生存者69名は、村人たちの手厚い看護でその後も命を落とすことなく、
日本の軍艦によって無事トルコまで送り届けられました。明日に続く。

田渕 裕哉

あなたの大切な人に、このメッセージを転送してください。
多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。

毎朝8時の無料配信を直接ご希望の方は、
お名前とメールアドレスを下記まで
お送りください。 ⇒ ask@dc-group.co.jp
どなたでも無料で登録できます。

また配信解除ご希望の方は、配信解除希望の返信メールをお願いします。
tabuchi@dc-group.co.jp または、ask@dc-group.co.jp まで。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント