人生に悩んだら「日本史」に聞こう102.

From : 田渕裕哉(2025/10/15 07:05:17)

2025年10月15日(水)
おはようございます。ビジョン設定合宿2日目です。

止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。
義を見てせざるは
勇無きなり
孔子

それから6年の月日が流れた2002年、天皇・皇后両陛下が、
ポーランド・チェコ・ハンガリー・オーストリアの中東欧4ヵ国を
初めて公式訪問されました。

この両陛下のご訪問を、ポーランドのマスコミは連日取り上げました。

そのあまりの歓迎ぶりに、同行した宮内庁の職員も驚きを隠せなかった
といいます。

このとき、ポーランドのある老夫婦が、両陛下に謁見しました。

ポーランド孤児の一人、アントニーナ・リロさん、85歳。

彼女が日本に救済されたのは、わずか3歳のときでした。

孤児収容所を慰問された大正天皇の后・貞明天皇が、幼かった自分
抱いて励ましたくれた・・・その遠い記憶が、彼女の親代わりになって
いたのかもしれません。

80余年の時を超えて、かすかに覚えている貞明皇后のぬくもりを
確かめるように、彼女は、美智子皇后の手をずっと握りしめていたそうです。

アントニーナさんは、かつてポーランドに招かれた阪神淡路の震災孤児
たちが10年後に再訪したときも、ポーランド大使館に足を運び、
立派な青年となった彼らと再会して、思い出を語り合いました。

そして、2006年「日本は天国のようなところだった」という言葉を遺し、
ポーランド孤児の最後のひとりとして、90歳の生涯を閉じたということです。

田渕 裕哉

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