From : 田渕裕哉(2010/12/14 06:06:59)
おはようございます。いつもありがとうございます。
今朝は寒い福島県白河市からです。1日企業研修です。
「さざれ石」と「君が代」の関係を調べてみました。
平安朝時代に近江の国から藤原朝臣石位左衛門という人がいました。
木地碗の良材を求めて美濃の山中へ木を探しにやってきたところ、
この岩を見て「何と素晴らしい石だ」と思ったそうです。
それを自分がお仕えしていた天皇に捧げる意味で
「わが君は、千代にましませ、さざれ石の巌となりて、苔のむすまで」
という「君が代」の本歌を詠んだのでした。
それを紀貫之が905年(延喜5年)に「古今和歌集」を編纂し、
巻第7の賀歌の中に入りました。
それを明治13年に宮内庁の雅楽の楽士林広守さんという方が、
今の曲をつけたのです。
そのようないきさつを経て、
日本では明治13年から国歌として歌われてきました。
この歌には、初めは小さなバラバラであった石が、
だんだん一つに固まり、大きな巌となり、
そして苔がむすところまで発展していくように、
つまり日本国が永遠に栄えていくように、
素晴らしい社会になるように!という願が込められた歌なのです。
そして、この「さざれ石」は、人工的にできたものではなく、
自然にでき上がったものです。
それぞれは全く別々の個性を持っていて、大きい石もあれば、
小さい石もある、きれいな色のものもあれば、黒いもの、白いものもある。
それらが寄り集まって全体を形成しているのです。
つまり全体のための個であり、
また全体は個々バラバラのものから成り立っています。
この石は人間社会の組織のあり方を示しているようです。
田渕 裕哉
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