From : 田渕裕哉(2011/07/28 07:03:51)
おはようございます。今朝も鹿児島からです。今日、千葉に戻ります。
先週から鹿児島にいました。鹿児島は私の父の出身地です。
私にとっても非常に特別な先祖の地です。大好きなところです。
ハーバード・ビジネススクールで学ぶ人たちは、
誰よりも達成動機が強い人たちです。
彼らの傾向は、時間やエネルギーに多少の余裕があると、
それを無意識のうちに最も目に見えやすい成果を生む活動に投資するのです。
そして、その前進が最も具体的な形で目に見えるのが、
自分の仕事、つまりキャリアなのです。
製品を発送する、デザインを仕上げる、プレゼンテーションをやり終える、
売買を成立させる、授業を教える、新聞を発行する、給料をもらう、昇進する、
・・・などなど。
対照的に、時間やエネルギーを伴侶や子供たちとの関係に投資しても、
すぐに同じような達成感が得られないことが多いのです。
子供は毎日いたずらをします。
やれやれと腰に手を当てて「よい子に育った」と言えるのは
20年も先のことなのです。
伴侶との関係をおろそかにしていても、
日々、何かが崩れていくようには見えないのです。
他人に勝ろうとする人たちは、無意識のうちに家族にあまり投資せず、
仕事(キャリア)に投資しすぎる傾向があります。
家族との親密で愛に満ちた関係が
最も強く長続きする幸福の源であるにもかかわらずです。
さまざまなビジネス上の大失敗を詳細に調べて根本的な原因を探ると、
すぐに成果を得られそうな事業に飛びつくという傾向を発見します。
同じ視点で個人の人生を見ると、
同じように衝撃的で驚くべきパターンが見つかるでしょう。
つまり人は、かつて一番大切だと言っていたものに、
だんだんと資源を投じなくなっていくのです。
事柄を重要度と緊急度に分けると、
人は、残念ながら無意識で緊急な事柄を優先します。
緊急な事柄よりも、重要な事柄を優先するには、
しっかりと考え抜いた将来のビジョンと、それを達成するための具体的な目標、
そして綿密な戦略と計画がなければできないのです。
仕事も人生も、近視眼的なものの見方ではなく、
長期的に見るものの見方が成功の鍵なのです。
田渕 裕哉
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