From : 田渕裕哉(2012/03/19 07:55:22)
おはようございます。久しぶりの快晴の千葉からです。
朝、散歩をしていると梅の花が3分咲きになりました。
うすいピンクの花です。とてもキレイで春を感じます。
桜がまだまだですので、今年の春は長そうですね。
2002年9月、チョップダットという名の23歳の英国人が、
エジプトから英国に向かう飛行機の中で、携帯の電源を切ることを拒否したという理由で、
4ヶ月の実刑判決を言い渡されました。
客室乗務員が、航空機の通信システムを妨害する恐れがあるからと、
繰り返し電源を切るように求めたのですが、彼はそれを無視しました。
なぜなら、テトリスに夢中になっていたからです。
あなたもテトリスはご存知だと思いますが、実に単純なゲームです。
4種類の違う形がスクリーンの上部から降りてきて、それが底辺に落ちる前に、
動かしたり回転させたりして下の形にはめ込み、
途切れのない水平な面ができるとその線から下が消えます。
つまらないゲームに聴こえても、このゲームには驚くほどの中毒性があります。
ハーバード・メディカルスクールの心理学部で行った研究では、27人の実験協力者に
報酬を支払って、1日に数時間3日間連続でテトリスをやり続けてもらいました。
「お金をもらってテレビゲームで遊べるなんて、なんてうらやましい」
と思うかもしれません。
しかし、これには副作用があるのです。
その実験のあとの数日間、協力者たちの何人かは、
空からテトリスの形が降ってくる夢を見続けました。
目が覚めている間も、どこを見てもテトリスの形が見えました、という人たちもいました。
ともかく、この世のすべてがテトリスの4つの形でできているようにしか見えなくなるのです。
1人は、このように言っています。
「近所のスーパーでシリアルの売り場を歩きながら、
ハニー・ナッツにしようか砂糖がけのチェリオにしようかと迷っていたとき、
いくつかのシリアルの箱が作る形が、1つ下の段の空いている場所に
ぴったりとはまることに気づきました」
ゲーマーたちはやがて、この奇妙な状態を「テトリス効果」と呼び始めました。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
テトリス中毒になると、一時的に頭が変になるのでしょうか?
いやまったくそうではありません。
「テトリス効果」は、繰り返しゲームをすることによって
腦の中で起こるきわめて普通の生理的プロセスです。
彼らは「認識の残像」と呼ばれるものにとらわれたのです。
人の腦は、世の中を何らかのパターンで見るようにできています。
だから私たちは、よいパターンにも悪いパターンにも、いとも簡単に、はまってしまうのです。
この「テトリス効果」は、単なる「たとえ」なのです。
田渕 裕哉
※ 今回のテーマの参考文献:「幸福優位7つの法則」シェーン・エイカー著
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