分りやすさは武器になる5.

From : 田渕裕哉(2012/05/25 08:04:28)

おはようございます。今朝は涼しい千葉からです。

昨日、国際アンチエイジング協会の件でたくさん問い合わせがありました。
これから、いろいろと活動していきます。ご興味のある方は以下を見てください。

こちら ⇒ http://antiageing-association.com/ (PCのみ)

協会は軽井沢にあり、今日明日と会議があり、軽井沢に行きます。
空気がキレイな素晴らしいところです。楽しみです!

今日は他人から意見やアドバイスを求められたとき、
適切な回答ができる聞き方のコツをお話します。

それは、意見やアドバイスを提供する立場で、相手の説明を聞くとき、
特に注意しなければならないことは「事実として、何が起こったのか?」
を聞くということです。つまり「出来事」です。

言い換えれば、相手の主観を聞くのではなく、客観を聞くのです。

相手が感じた印象や推測といったものと「出来事」を混同してはいけないということです。

例えば、あなたの部下が別の部署に仕事の協力を得るために相談に行きました。

しばらくして戻ってきた後、あなたに次のように言ったとします。

「本当に彼らは頭が固いですよ。こちらの話を聞こうともしないんです。
せっかく時間をかけて作った資料をペラペラとめくって、一言、
『ちょっとこれは無理ですね』ですって。バカにしていると思いませんか?」

ここには主観情報ばかりで、客観情報がほとんどありません。

これを聞いて、当然、あなたの頭に次のような疑問が浮かぶはずです。
 

1.部下は相手に対して、何をどのように説明したのか?

2.それに対して、相手は部下に正確に何と言ったのか?

つまり、こうした客観情報がなければ、事態が正確に把握できず、
的確なアドバイスができるはずもないのです。

「部下の説明の仕方が悪かったのかもしれない」
「こちらの提案の内容が悪かったのかもしれない」
「先方も協力したい気持ちはあったものの、
他の理由で断らざるを得なかったのかもしれない」・・・

相手が断ってきた本当の理由は、部下の説明からは分りません。

あなたが、これらを判断するには、出来事の正確な把握が必要なのです。

仮に、同じケースで、部下が次のように説明してくれたら、どうでしょうか?

「先方の反応はイマイチでした。こちらのプランを話したところで、
『ちょっと今すぐには無理だなぁ』と言うのです。『どこが問題ですか?』と聞いたら
『現在の活動計画を急に変更するのは難しい』と。まったく頭が固いですよ」

先の部下と同様に、感情的な説明の仕方ではありますが、相手の発言をある程度、
正確に伝えられているため、客観情報が分りやすくなっています。

そのため「今すぐに対応することは無理」という相手が断った理由に関する
重要なポイントに気づくことができます。

逆に、もし、あなたが部下で上司に報告する機会があれば、
事実と自分の意見を区別して報告してみてください。

正確な報告になり、評価は高くなると思います。

田渕 裕哉

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コメント

分りやすさは武器になる5.

  1. 田中憲一 より:

    よくある話だと思って読んでいました。
    僕も相手の話が的を得ない時に、
    何が起きたんだろう?と思います。
    反面、自分が伝える時は、感情が先走ってしまわないように、基となる情報を伝えなければ、と感じました。