ちょっと面白い有益な話2.

From : 田渕裕哉(2014/02/25 07:46:28)

 おはようございます。今朝はいい天気の千葉からです。

 
昨夜は妻と娘とウオーキングをして楽しみました。
今日は夫婦で広尾に行きます。デートのようなものです。
明日の夜は家族みんなで集まり食事をします。家族は本当に特別ですね。
 
 
昨日はコインで有罪か無罪かを決めるという話をしました。
 
十八世紀、プロイセンでも同じようなことがありました。
 
あるとき、美少女が殺害されて、二人の被疑者がつかまります。
 
二人の男は、ラルフとアルフレッドと言います。
 
近世のことですから拷問などにかけるのですが、
二人とも「自分はやっていない」と言い張ります。
 
そこで「神意裁判」が開かれることになりました。
 
神に裁いてもらって、真犯人を決めようとするものです。
 
その裁判は、フリードリッヒ・ウィルヘルム公自らが裁判長になって行われます。
 
公はまず二つのサイコロを持ってきます。
 
二つのサイコロをそれぞれ被告に渡して、出た目の和の多いほうが無罪で、
少ないほうが犯人とされます。
 
ラルフが最初に二個のサイコロを投げると、二個とも六の目を示しました。
 
目の和は十二です。サイコロの目は一から六までですので、
これ以上の数はありません。

 ラルフは「絶対に自分は助かる」と大喜びしました。

(あとから分りますが、実はラルフが犯人で、アルフレッドは潔白でした)
 
アルフレッドは絶体絶命のピンチに立たされます。
 
アルフレッドは十二を出すよりほかありません。
 
同点ならば、二人とも釈放になります。
 
「神よ、あなたは私の無実をご存知です。神よ、私を助けたまえ」
 
そう願いつつ、彼はサイコロを振りました。
 
すると、一つのサイコロは、六を上にして出ました。
 
もう一つのサイコロは、真っ二つに割れてしまいました。
 
そして、割れた一片は、六を示しました。
 
さらに、他の一片は、一を上にして出ました。
 
目の和は十三になったのです。
 
その瞬間、ラルフは顔面蒼白となりました。
 
「神はこのような奇跡をおこなわれるんだ」と神の恐ろしさに肝を冷やし、
自分が犯人であることを告白したということです。
 
皆さんの中には「そんなデタラメなやり方で・・!?」
と絶句される方も多いと思います。
 
デタラメとは「出たら目」ということで、
サイコロを振って、その出た目にまかせることです。
 
その意味では、この裁判は、サイコロを振って、出た目にまかせたのですから、
まさに「デタラメ」なやり方です。
 
皆さんは、どう思いますか?
 
田渕 裕哉
 
 
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多くの人が幸せになりますようにお祈りしています。
 
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